従来版で利用しているレポートをリニューアル版で再現する方法をご紹介します。
ATOMの定型テンプレートをお使いの場合には、リニューアル版の定型テンプレート(スタンダードテンプレート)をご利用いただくことで再現できます。
基本的なテンプレートの作成方法
基本的なテンプレートの作成方法に関しましては以下のヘルプページにまとまっております。
リニューアル版をご利用いただいたことのない方はまずこちらをご確認ください。
再現方法
従来版で行うこと
- 移行したいレポートのテンプレートをダウンロードします。
- テンプレートのrawシートと、表示しているシートの関数を削除して保存します。
リニューアル版で行うこと
- レポート > テンプレート > 登録(カスタム) を選択します。
- 「従来版で行うこと」で作成したファイルをアップロードして登録します。
- 各シートの見た目にあわせてカードを作成します。
イレギュラー対応
リニューアル版では「関数を用いないレポートの作成」を目指しておりますが、従来版のレポートを再現する場合、再現するフォーマットによって関数を用いないと表現できない部分があります。
その場合は関数を用いる、またはフォーマットを変える等のご対応をお願いいたします。
ここでは、関数を用いて表現する方法を一部ご紹介します。
エリア別の数値を出力したい場合
▽完成イメージ
▽手順
- エリアシートの欄外にエリア別の数値を出力するためのカードをATOM上で作成します。
カード設定
Excel
- 各都道府県の「表示回数 / クリック数 / ご利用額 / 獲得件数」数値の計算を追加します。
例)
北海道の表示回数の数値の場合
=IFERROR(VLOOKUP($B6,$W:$AA,2,0),"")
=IFERROR(VLOOKUP(北海道のセル,各都道府県の数値,表示回数の左からの順番,0),"") - 各都道府県の「クリック率 / クリック単価 / 獲得率 / 獲得件数」数値をVLOOKUP関数で反映します。
例)
北海道のクリック率を出す場合
=IFERROR(D6/C6,"")
=IFERROR(北海道のクリック数/北海道の表示回数,"")
キーワード・クエリのマッチタイプを日本語表記したい場合
▽完成イメージ
▽手順
- キーワードシートの「キーワード」の次に空白、末尾に「マッチタイプ」を追加してカードをATOM上で作成します。
カード設定
Excel
- キーワードの右を「マッチタイプ」の列にし、関数を追加します。
※末尾の「マッチタイプ」列を非表示にすると見栄えが良くなります。例)
Yahoo!のキーワードの場合
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(N6,"Broad match","部分一致"),"Exact match","完全一致"),"Phrase match","フレーズ一致")
Yahoo!のクエリの場合
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(N6,"Broad match","部分一致"),"Exact match","完全一致"),"Phrase match","フレーズ一致"),"Exact match (similar term)","完全一致(類似する語句)"),"Phrase match (similar term)","フレーズ一致(類似する語句)")
Googleのキーワードの場合
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(P6,"Broad","部分一致"),"Exact","完全一致"),"Phrase","フレーズ一致")
Googleのクエリの場合
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(Q6,"broad","部分一致"),"exact","完全一致"),"phrase","フレーズ一致"),"exact match (close variant)","完全一致(類似する語句)"),"phrase match (close variant)","フレーズ一致(類似する語句)")
週別の数値を出力したい場合
▽完成イメージ
▽手順
- 日別シートの欄外に週を計算する関数を追加します。
※追加後列を非表示にすると見栄えが良くなります。例)
月曜始まりの場合
V24セル:=IF(B24="日",0,1)
V25セル:=IF(A25="","",IF(B25="月",V24+1,V24))
V26セル移行:V25セルの関数をコピー
日曜始まりの場合
V24セル:=IF(B24="土",0,1)
V25セル:=IF(A25="","",IF(B25="日",V24+1,V24))
V26セル移行:V25セルの関数をコピー - 各週の数値をSUMIFS関数で反映します。
例)
1週目の表示回数の数値の場合
=SUMIFS($C$24:$C$54,$V$24:$V$54,1)
=SUMIFS(日別の表示回数の列,週を計算する列,1週目の「1」) - 前週比の計算を追加します。
例)
1週目と2週目の表示回数の差を出す場合
=IFERROR(M8-M6,"")
=IFERROR(第2週目の表示回数-第1週目の表示回数,"")
便利な機能
以下のヘルプページにテンプレートを作る際に便利な機能がまとまっております。ご活用ください。